乃木坂46 5期生、全員のセンター経験が“自信”と“信頼”に 6期生を迎えるグループ新章への足跡
奥田いろは、中西アルノの5期生曲センターへの期待も
乃木坂46ではシングル表題曲「ここにはないもの」以来に、ナスカが楽曲提供を行ったことでも話題の「相対性理論に異議を唱える」。これは池田瑛紗がセンターの「心にもないこと」や冨里奈央がセンターの「考えないようにする」でも思ったことだが、同じメンバーでもリードボーカルや歌割りが異なれば楽曲の印象は大きく変化することを、今回の「相対性理論に異議を唱える」でも強く感じた。苦節を乗り越えて自身のセンター楽曲を手にした岡本。バレエ経験者としてのダンスは、アンダーライブを経てさらに磨かれており、間奏のターンを筆頭にして今作でも随所に表れている。岡本が憧れのメンバーに挙げている卒業生の堀未央奈がSNSにポストした内容は、岡本にとって見てくれている人は必ずいるという、大きな希望になっていることだろう。 5期生曲でセンターを経験していないのは、奥田いろは、中西の2人。これから発売されるであろう2つのシングルで2人がセンターの5期生曲が収録されることが予想されるが、来たる6期生のお披露目も控えておりどうなるか、といったところだ。 アンダー曲に目を向けると、中西、奥田、冨里がそれぞれアンダーセンターを務めてきている。それは同時に“アンダーライブ”の座長を任せられるということでもあり、冨里も「それまでの猶予」をもって、来年1月開催の『37thSGアンダーライブ』で座長を務める。冨里は自身のブログで「今シングル 自分にとっても大きく変わる時だと思ってるので、全力で頑張ります」(※1)と綴っており、中西や奥田の時と同じく、冨里にとっても自分の殻を破る大きなチャンスとなるだろう。 近い未来に6期生を迎え、乃木坂46は新章へと突入していく。そこで5期生は初めて先輩という立場になるわけだが、全員がセンターを経験したことは自信へと繋がっていき、後輩にとっては信頼に変わっていく。この3年間で5期生11人が積み重ねてきた喜びと涙、努力、葛藤の日々は、確実にさらなる未来へと生きていくはずだ。 ※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/102934
渡辺彰浩