山梨大学の田中ゼミグループ「FC」、地域と学生との交流イベント企画
山梨大学の学生グループ「FC」が12月21日、「地域との交流会in甲府市」をコミュニティースペース「BOKUNCHI」(甲府市相生1)で開催する。(甲府経済新聞) 【写真】山梨大学生命環境学部地域社会システム学科の田中敦ゼミ 同取り組みは同大学生命環境学部地域社会システム学科の2024年度田中敦ゼミ「第8期生」のプロジェクトで、4月の合宿の際ゼミ長の清水心琴さんら6人が「子育てついて」「山梨を出るか出ないか」など就活中に将来に悩みがあったことがきっかけで、「親子と地域、地域と学生の交流を通して、女子大生の将来の選択肢を広げたい」という思いが一致し始まった。 FCの名前には多様化する働き方の中で将来のキャリアに不安を抱える女子大生たちの希望となることを目指し、F=「Family(ファミリー)」「Fan(ファン)」「Future(フューチャー)」、C=「Communication(コミュニケーション)」「co-creater(コクリエーター)」「Children(チルドレン)」の意味を込めたという。 これまで、11月16日・17日に小菅村で親子ワーケーションイベント実施したほか、市川三郷町での交流会、クラウドファンディングにも取り組んだ。親子ワーケーションイベントでは、1泊2日で自然体験やBBQ、ワークショップなどを通じた交流を行った。学生たちは、多様な働き方のロールモデルとの出合い、実際の親子ワーケーション体験、小菅村に移住してきた子育て中の女性との交流を通じて新たな視点を獲得したという。参加者からは「小菅村の魅力と大学生に囲まれる非日常を過ごすことができて自分自身を見つめ直すきっかけができた」などと話していた。 今回の「地域との交流会in甲府」は、午前・午後の2部制で、甲府市内に住む親子と大学生を対象に実施する。 清水さんは「小菅村での親子ワーケーションでは、自分の親以外の大人と交流して視野が広がった。準備で苦労したが、実際に感謝の言葉をもらってやって良かった。活動を通して、同じ悩みを持つ大学生の選択肢が広がれば」と期待を込める。 開催時間は、10時~12時、15時~17時。参加無料。
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