「丸井宇都宮店」跡にホテル建設へ 宇都宮で住民説明会
宇都宮市の中心街、37年前にデパートが撤退したビルの建て替えに向けて具体的な動きがありました。このビルの周辺地域の住民に向けた説明会が16日、初めて開かれました。 説明会は、デパートの「丸井宇都宮店」などが出店していた中村第一ビルの建て替えについて、池上町地区優良建築物等整備事業組合が開いたものです。 周辺の住民などおよそ30人が出席した説明会では、整備事業を担当する東京の都市開発コンサルティング事業者が事業の概要を説明しました。 整備事業の概要案によりますと、新たなビルは地上14階、地下1階建てで高さはおよそ50メートル。1階に飲食店、高層階はホテルとして利用されます。参加者からは現在のビル解体に伴う騒音対策や建物による電波障害などの質問が出されました。 現在のビルは9階建てで1967年に建設され、丸井宇都宮店のほか映画館、飲食店などが入りショッピング、レジャー施設として活用されていました。1987年に丸井宇都宮店が撤退。映画館も休館するなどテナントが退き、老朽化の影響も重なっていまは大半が空きテナントとなっています。 整備事業組合では、宇都宮市の支援事業を活用し建て替えを行う計画で、2025年4月に解体工事が始まり、2026年4月に本体工事の着工、2028年10月に完成の予定で、オープンは2028年度内としています。
とちぎテレビ