新潟DF新井直人が広島へ完全移籍「言葉にはならない難しさ」「本当に覚悟を持って移籍」
サンフレッチェ広島は21日、アルビレックス新潟のDF新井直人(27)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「13」となる。 【動画】お笑い芸人の一言に激怒? 宇佐美貴史「よく言えましたね」「帰っていいですか?」 新井は新潟経営大から2019年に新潟へ加入。2021年にセレッソ大阪へ完全移籍した。2022年には徳島ヴォルティスへ期限付き移籍し、2023年に新潟へ復帰。今季は副キャプテンとしてJ1リーグ戦3試合に出場し、1得点を記録していた。 広島の公式サイトを通じ、「このタイミングでチームに加入するにあたり、本当に覚悟を持って移籍してきました。1日でも早く皆さんの前でプレーがしたいですし、タイトル獲得に向けて自分の持てる力をすべて注いでいきたいと思います」と決意を語っている。 また、新潟の公式サイトでは「いつも熱い応援をしてくださるファン・サポーターの皆さんの気持ちを想うと、このタイミングでクラブを離れる決断をすることに言葉にはならない難しさがあります」と複雑な心境を吐露。移籍を決めた経緯も明かしている。 「自分自身の短いサッカー人生の中で何を求めているのか。何を目指そうとしているのか。どうなっていきたいのか。これからもキャリアを重ねていくその葛藤の中で、オファーが届き悩みました。寺川強化部長をはじめとするクラブの方々とも話し合い、その気持ちにも応えたいと思いました。ですが、このタイミングでチームを離れる決断をしました」 新井は「アルビレックス新潟を応援してくださるすべての皆さまの前で、新潟の街で、ビッグスワンで再びプレーすることができて本当に幸せでした。また皆さんにお会いできることを心から願っています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。 新潟の代表取締役を務める中野幸夫氏によると、クラブとして最大限慰留に努めたが、最終的には新井の意向を尊重したという。中野氏は「このことにより、私たちが掲げた目標を下げることはなく、所属する選手たちを信頼し、クラブ一丸となって戦い抜いてまいります」と表明し、「サポーターの皆様には、新潟のために目標を持って戦っている選手たちへ、引き続きご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文 ●DF新井直人 (あらい・なおと) ■生年月日 1996年10月7日(27歳) ■出身地 東京都 ■身長/体重 173cm/73kg ■血液型 A型 ■経歴 実践学園高-新潟経営大-新潟-C大阪-徳島-C大阪-新潟 ■出場歴 J1リーグ:33試合4得点 J2リーグ:95試合3得点 カップ戦:4試合 天皇杯:4試合 ■コメント ▽広島 「サンフレッチェ広島に関わるすべての皆様。 アルビレックス新潟から移籍してきました新井直人です。 このタイミングでチームに加入するにあたり、本当に覚悟を持って移籍してきました。 1日でも早く皆さんの前でプレーがしたいですし、タイトル獲得に向けて自分の持てる力をすべて注いでいきたいと思います。 皆さんに会えるのを楽しみにしています」 ▽新潟 「再びこの街に、このクラブに戻って来て、いつも熱い応援をしてくださるファン・サポーターの皆さんの気持ちを想うと、このタイミングでクラブを離れる決断をすることに言葉にはならない難しさがあります。今もそうです。 『このクラブと共に成長できる』『ここにいる選手たちとプレーしていきたい』『タイトル獲得というまだ見ぬ景色を』という気持ちも本当にありました。それ以上に、まだまだここには書ききれない事がたくさんあります。 自分自身の短いサッカー人生の中で何を求めているのか。何を目指そうとしているのか。どうなっていきたいのか。これからもキャリアを重ねていくその葛藤の中で、オファーが届き悩みました。 寺川強化部長をはじめとするクラブの方々とも話し合い、その気持ちにも応えたいと思いました。 ですが、このタイミングでチームを離れる決断をしました。 アルビレックス新潟を応援してくださるすべての皆さまの前で、新潟の街で、ビッグスワンで再びプレーすることができて本当に幸せでした。 また皆さんにお会いできることを心から願っています。 本当にありがとうございました」