アイスブルーの美しいロレックス スポーツモデルとは一線を画す今注目のロレックス「パーペチュアル 1908」
こんなロレックスを待っていた!
エンジン時計委員が、いま、腕元を彩りたい洒脱な1本をセレクト! この秋冬の腕時計は、シックなニュアンス・カラーで。最新の腕時計でもトレンドはカラーダイアル。いま最も注目を集めているのは、微妙な色彩のいわゆるニュアンス・カラーだ。 【写真3枚】このセンスは凄い! エンジン時計委員本間恵子のイチオシ「ロレックス パーペチュアル1908」を写真で見る ◆本間恵子 のイチオシはこれ! ◆ロレックスパーペチュアル1908 1931年の初代「オイスター パーペチュアル」から想を得て現代的に再解釈したケースやダイアルが特徴的なコレクションのデビューは昨年。ケースに950プラチナを用いた最新作はライスグレインモチーフのギヨシェ彫り装飾を施し、アイスブルーで彩った特別なダイアルを採用。放射状の浮き彫りと透明感あふれるカラーが見事にマッチして魅力を新たにする。自動巻き。パワーリザーブ約66時間。ケース直径39mm、50m防水。437万300円(予価・発売時期未定)。 ◆端正かつ表情豊かな顔立ちで存在感高し このモデルの現物を初めて目にしたのは、今年銀座の中央通り沿いにオープンしたばかりの新しいロレックス・ブティックだった。ショウケースの端に飾ってあったのだが、濃いめのスポーツモデルに囲まれていても高貴な存在感を放っていた。昨年、新たに発表されたパーペチュアル コレクション初のモデル「パーペチュアル 1908」は、ごくシンプルで端正な顔立ちが魅力。とりわけ美しいのはクリーンなアイスブルーの文字盤だ。ライスグレインと呼ばれる放射状のモチーフを彫ったギヨシェ装飾のおかげで、角度によってさまざまに光を反射し、表情が豊か。この大人っぽい色彩をさらに透明感あふれるものにしているのは、ケースの素材として使われたプラチナだ。近年は投機的な動きによって金があっさりとプラチナの価格を超えてしまったが、産出量の少なさ、すなわち稀少性でいえばプラチナの方が上だ。プラチナの硬質なピュアホワイトが、このウォッチの魅力をいや増している。 文=本間恵子 (ENGINE2024年11月号)
ENGINE編集部