ローマ教皇、21年イラク訪問時に自爆攻撃標的に 自伝で明かす
Joshua McElwee [バチカン市国 17日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコが教皇として2021年に初めて訪問したイラクで、自爆攻撃未遂の標的になっていたことが分かった。イタリアの日刊紙コリエレ・デラ・セラに近刊の自伝の抜粋が掲載された。 教皇は21年3月にバグダッドに到着した際、少なくとも2人の自爆犯が、教皇が出席する予定だったイベントの一つを狙っていると警察に知らされたと明かした。また、バチカン(ローマ教皇庁)も英諜報機関からこうした情報を得ていたという。 主要な訪問地だったモスルは、14─17年に過激派組織「イスラム国」(IS)が制圧していた。 バチカンに詳細を求めたが、回答を得られていない。 自伝は1月14日に出版される。