4月入社の新卒社員が、1ヶ月で「退職代行」を利用して退職しました。私は「最低3年は働くべき」という考えなのですが、今の時代もう古いのでしょうか…?
「円満退社」できる工夫づくりが重要
早期退職は新卒社員と企業・現社員との間にギャップが生まれることで起きる可能性が高いといえます。退職代行を使って辞めた社員に「なぜあいさつに来ない? 」「不信感しかない」と嘆いても解決にはなりません。 若者が直接退職をいい出せないのには「ひどく失望した」「引き留めや叱責など面倒なことになりそう」といった明確な理由があることも考えられます。これらが原因で若者が精神疾患などになってしまえば、彼らの今後の人生にも影響するでしょう。 「ブラック企業」の烙印(らくいん)を押されてしまっては、企業にとって大きなイメージダウンです。固定観念にとらわれず、企業側、退職者側がお互いわだかまりなく退社できるよう工夫をしたり考え方をシフトしたりする必要があるでしょう。 出典 内閣府 平成30年版子供・若者白書 独立行政法人労働政策研究・研修機構 第二新卒者の採用実態調査 株式会社マイナビ 中途採用業務の実績調査 日本労働産業ユニオン 退職代行サービスの利用実態についてのアンケート調査結果(PR TIMES) 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 新人・若手の早期離職に関する実態調査 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部