ドジャースの元オーナーら、TikTok米資産買収に向け正式提案
[9日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国内での利用禁止につながる新法が19日に発効するのを控え、大リーグ球団ロサンゼルス・ドジャースの元オーナーで起業家のフランク・マッコート氏が率いるグループ「プロジェクト・リバティー」などでつくるコンソーシアムは9日、ティックトックの米資産買収を目指して親会社の字節跳動(バイトダンス)に正式提案したと発表した。 新法はバイデン米大統領が昨年4月に署名して成立しており、バイトダンスがティックトックを売却しない場合には今月19日に利用が禁止される。 コンソーシアムは提案した買収額を明らかにしていない。一方、調達する買収資金については、関心を表明している大手のプライベートエクイティ(PE)ファンド、ファミリーオフィス、個人の富裕層を含めた投資家と、米国最大級の銀行からの融資によって賄うと説明した。 マッコート氏とプロジェクト・リバティーは昨年、ティックトックの米資産を買収するためにコンソーシアムを結成した。 マッコート氏は「現在のティックトックのアルゴリズムに依存することなくプラットフォームを存続させ、禁止を回避することで、何百万人ものアメリカ人が引き続きプラットフォームを楽しむことができるようになる。私たちはバイトダンス、トランプ次期大統領、次期政権と協力して、この取引を成立させることを楽しみにしている」との声明を出した。