ナイスショットのカギになる"わき締め"のポイントは「親指と人差し指の付け根を締めること」。わきが締まるクラブの握り方を解説
レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。体とクラブをつなぐ「正しいグリップの握り方」を説明するなかで、今回はクラブが振りやすくなるクラブの握り方を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑬】 動画よりわかりやすい「正しいクラブの握り方」【15コマ】
親指と人差し指の付け根を締めるとわきも締まる!
GD 前回から原田プロのカリキュラムにある「良いグリップの要素」A、B、C、Dの「C・両手人差し指と親指でできる線と向き」に取り組んでいます。今回も引き続き、両手人差し指と親指の付け根を締めることによる効果について学んでいきたいと思います。 原田 前回見たとき、グリップの親指が当たるところが、すごく削れてましたね。 GD そうでした。でも、さっそく、交換してきましたよ。やっぱり新品はいいです。今度は親指に力が入らないように気をつけて、削れないようにしたいです。 原田 その意気です。では、今回は両手人差し指と親指の付け根を締めることによる効果の2つ目を説明しましょう。 GD ひとつ目の効果は自然と親指、人差し指から力が抜けるということでしたね。
原田 そうです。2つ目はね、人差し指と親指の付け根を締めることによって、手首が折れて、ひじが曲がってわきが締まるんですよ。 GD 前回の指導を思い出しながらやってみます。まず、手の指を反らせると自然と人差し指と親指の付け根が締まってくる。その形ができると、手首が甲側に折れて、ひじが曲がり、わきが締まるんでしたね。よいしょっと……。おお、確かにそうなりますね。これにはどんな意味があるんですか? 原田 まずね、手、腕の振りなんですけど、わきが空いて手を伸ばして振っちゃいけないわけです。わきを締めてひじをたたんで腕を振れるようにしたいんですね。それができるってことです。わきを締めてひじをたたんで腕を振れるようになると、私たちが目指す一番の目標である「良いインパクト」が可能になります。ヘッドスピードが上がり、打点が正確になり、ヘッド軌道がインサイドインで安定します。インパクト時のフェース角度や打ち込む角度も安定してきます。 GD つまり、ゴルファーの夢ともいえる、迷いなく自信を持って振って、飛んで曲がらないボールが打てるようになるわけですね。