自宅の「冷蔵庫」を処分したいけれど、部屋から運び出すのが億劫です…。「業者」に依頼したら「持ち出し」の必要はなくなるでしょうか?
冷蔵庫を含め、家電製品は頻繁に買い替えるものではありません。そのため、処分する機会はそう多くないでしょう。冷蔵庫の処分においてはその大きさ、つまり部屋からの運び出しが大きな手間になります。可能であれば、業者へ依頼する際に搬出してもらいたいと考える方は多いはずです。 そこで、本記事では冷蔵庫の処分を業者に依頼した場合における、搬出作業の有無について解説します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
搬出作業はしてもらえる?
不用品や粗大ごみなどを回収してくれる業者は多数あり、サービス内容も業者によって異なります。そのため、業者に依頼したからといって、必ずしも搬出作業をしてもらえるとは限りません。また、搬出作業のサービスはあっても、業者によっては別途料金がかかることもあるでしょう。 とはいえ、現実的にはほとんどの業者において、搬出作業がサービスに含まれているといえます。仮に別途料金がかかったとしても、搬出作業そのものを受けられないケースは考えにくいでしょう。 冷蔵庫などの不用品を確実に搬出してもらうためにも、搬出作業をしてもらえる回収業者を選ぶのもおすすめです。前述のように、搬出作業がサービスに含まれている回収業者は少なくないため、業者を探すのはそう難しくないでしょう。
冷蔵庫がリサイクル対象
冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象品目の1つです。家電リサイクル法とは、排出された家電製品から有効活用できる材料をリサイクルすることで、資源の有効利用と廃棄物の削減を目指す法律です。つまり、各自治体で粗大ごみとして処分することは不可能になります。 家電リサイクル法では、排出者がリサイクル料金を負担することを定めており、冷蔵庫については容量によって料金が異なります。170L以下であれば3740円、171L以上であれば4730円と、リサイクル料金自体は全国一律です。ただし、実際には店舗ごとの諸経費分が加算されるため、最終的な費用は依頼先によって異なります。
冷蔵庫の処分方法と費用相場
冷蔵庫の処分方法は以下の通りです。 ●不用品回収業者への依頼 ●家電量販店での引き取り ●指定取引場所への持ち込み ●リサイクルショップへの持ち込み ●オークションなどでの販売 不用品回収業者へ依頼する最大のメリットは、搬出や運搬などの手間がかかる作業を任せられる点です。仮に冷蔵庫以外の品を処分したい場合でも、まとめて回収してもらえます。 費用相場は業者により異なります。 家電量販店では、新品購入時に古い家電を引き取ってもらえる場合があります。無料の場合も少なくありませんが、有料の場合の費用相場は5000円前後です。 冷蔵庫の処分を検討するタイミングは、新品購入時であることも多いため、選択肢の1つとして活用する方も多いでしょう。 全国の指定取引場所に直接持ち込めば、費用はリサイクル料金のみとなります。つまり、最大で4730円かかる計算です。なお、事前に郵便局で家電リサイクル券に必要事項を記入し、窓口でリサイクル料金を支払う必要があります。搬出や運搬などの手間は生じますが、コストはかなり抑えられるでしょう。 リサイクルショップやオークション、フリマアプリなどで買い取りや販売ができれば、費用がかかるどころか収入になる可能性があります。 ただし、持ち込みや取引における連絡、発送などの手間が生じます。また、全ての冷蔵庫において買い取りや販売ができるわけではありません。使用年数や劣化度、汚れ具合、機種などによって買い取りや販売の可否、金額も異なります。
【関連記事】
- ◆年間「5000円」の町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われました。正直払いたくないのですが、法的な拘束力はあるのでしょうか?
- ◆【要注意】「料金が未払いです」→「どうせ架空請求」と無視してたらまさかの「放置NG」だった!?
- ◆【実録】粗大ごみの「ガスコンロ」が、業者に「2000円」で買い取ってもらえると連絡が!→自宅に来てもらったらまさかの「0円」!? どんな目的で引き取りに来てくれたの?
- ◆粗大ゴミをアパートのゴミ捨て場に捨てたら「実費で自治体に申請して」との張り紙が 貼られました。自分で負担する必要はあるのでしょうか?
- ◆終電間近の駅「すみません、300円だけ貸してくれませんか?」→善意でお金を貸したはずがまさかの「寸借詐欺」だった!?