【紅白リハ】坂本冬美 目潤ませ誓った「泣かずに歌う」 復興願い能登から「心のある歌が届けられれば」
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手の坂本冬美(57)が報道陣の取材に応じた。 36回目の出場の今年は、今年元日に発生した地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた被災地の復興を願い、能登・輪島から「能登はいらんかいね」を披露する。中継での参加は初めてで「いろんな意味でいつもと違う緊張感もある。緊張はしますけれども、心を届けられる歌が歌えたら」と歌に思いを乗せる。 地元の御陣乗太鼓とのコラボはデビュー時からで「イメージはなんとなくある。共演も数年ぶり、楽しみにしております」と心弾ませた坂本。今年の紅白に込める思いを聞かれると「一言では自分の気持ちは伝わらないと思う。毎年あの悲しい地震を思い出す事だと思う。今年の紅白も特別な紅白になるかと思うんですけれど、悲しみだけでなく、一からまた頑張ろと思って頂けるような紅白で」と願いを込めた。 当日は「どんな感情になるかっていうのは、ちょっと自分の中ではまだ想像できないところでもある」としながらも、「とにかくしっかりと泣かずに歌うことがまず私の中では1番の目標かなと思ってる。心のある歌が届けられればと思っています」と目を潤ませながら語った。 今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。司会は、お笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人。