宮古島の美しすぎる海を独り占め!リゾート好きのオーナーが夢を叶えたモダン建築と海景を楽しむ究極のセカンドハウス
沖縄のなかでも宮古諸島を囲むサンゴ礁の海は驚くほどの透明度を誇り、世界有数のダイビングスポットとして知られています。 美しすぎる海景を目前に望むモダンな白い建物。ここは、海外旅行好きだった建て主が国内に叶えた念願のプライベートヴィラです。 【写真集で見る!】宮古島の美しすぎる海と端正な建築が魅力のプライベートヴィラ
海景を際立たせるシンプルなプランとインテリア
東京から飛行機で約3時間。上空から見えてくるのは、陸に近づくにつれて鮮やかなコバルトブルーからスカイブルーへと変わっていく澄み切った海。目的地は沖縄の離島、宮古諸島です。 観光地として人気の列島ですが、近年では空路や橋の建設によってアクセスがよくなり、別荘地としての注目度も加速し始めています。
建て主のSさんはその魅力にいち早く気づいた1人。都内で会社を経営する多忙なライフスタイルのなか、以前は年に1度は必ずモルディブを訪れていたほどのリゾート好きです。
絶景と静かに対峙するシンプルなボックス形の建築
「10年ほど前です。海外の方から“きれいな海なら、わざわざ外国に来なくても日本には宮古があるじゃないか”といわれて。偶然、同じ頃に友人と宮古を訪れる機会があり、ここだ!と思いましたね」
約6年の歳月をかけて出合った奇跡の土地
当時は不動産として管理された土地も少なく、6年以上をかけて今の敷地に巡り合いました。宮古島に隣接する伊良部島の海辺。白砂のプライベートビーチと直結する絶好のロケーションです。
設計を手掛けたのは坂倉建築研究所の坂倉竹之助さん、北山修さん達。「オーシャンフロントの絶景を満喫できるよう、建物は極力シンプルにまとめました」 Sさんからの要望にあったインフィニティープールを海側の敷地境界線ぎりぎりに設定したうえで、南西に向かって開く長方形の2階建てを計画。さらに北西側にガレージ棟を直結させることで、隣地に立つホテルを視界から遮りつつ、プールのプライバシーも確保しました。
圧巻は1階メインのLDK。建物の横幅いっぱい、約30mもの長さがガラスの大開口になっています。柱を開口部よりも内側に寄せ、鉄骨鉄筋コンクリート造のロングスパンとしたことで、遮る物のない全面ガラスのパノラマが可能に。屋内外の床材もそろえているため、室内からテラス、プール、海へとつながる自然との一体感は格別なものとなりました。