フジテック会長解任取り消し訴訟 元会長側の請求棄却、一部を却下
エレベーター大手フジテック(滋賀県彦根市、東京都)の創業家出身で元会長の内山高一氏が、昨年3月の取締役会で招集の手続きや進行に法令違反があったとして、自身の会長職解任などの決議取り消しを求めた訴訟の判決で、大津地裁(池田聡介裁判長)は31日、内山氏側の請求を棄却、一部を却下した。 【資料写真】元会長の内山高一氏 池田裁判長は「取締役会の出席者の合意の上で行われたものと認められ、決議に影響を及ぼすようなものとは認められない」と指摘した。 フジテックは「裁判所により公正かつ妥当な判断が示された」とコメントした。