日本管楽合奏コンテスト初出場 一体感ある演奏で入賞めざす 京都共栄高吹奏楽部
東京都文京区で27日に開かれる第30回日本管楽合奏コンテストの高校生B部門に、京都府福知山市東羽合、京都共栄学園高校吹奏楽部(仲野優良部長)が初出場する。これまで何度も同コンテスト出場をめざしてきたことから、部員たちの喜びはひとしおで、初挑戦での入賞をめざしている。 コンテストは、管打楽器と吹奏楽の充実、発展などを目的に活動する公益財団法人日本音楽教育文化振興会が毎年開いている。小学生、中学生、高校生の部門があり、CDによる予選審査会を通過した学校が全国大会に出場できる。 高校生B部門は、部員が36人以上の学校が対象で、今回は32校が出場予定。共栄高は交響詩「鯨と海」を部員48人で演奏する。 鯨と海は、9月にあった「第74回関西吹奏楽コンクール」高校の部A(大編成の部)に出場した時の演奏曲で、これまで何度も練習を重ねてきたが、さらに統一したサウンド感や音色を散りばめた演奏を心掛けて、磨きをかけている。 同校吹奏楽部2年の成橋陽菜副部長は「関西吹奏楽コンクールの時より、レベルアップした演奏をめざし、良い結果を残すことができれば」と意気込む。
日本学校合奏コンクールは4年連続出場
また共栄高吹奏楽部は26日に福島県郡山市で開かれる第13回日本学校合奏コンクール2024全国大会グランドコンテスト高校の部に出る。4年連続の出場となる。 共栄高の演奏曲は日本管楽合奏コンテストと同じ交響詩「鯨と海」。音源データによる予選審査を通過して、グランドコンテストへの出場が決まった。 グランドコンテスト(高校の部)には25校が出る予定で、1年の加藤しいな副部長は「スケールの大きな音楽で、リラックスして演奏し、一体感を出したい」と話している。