【NFL】チーフスがスーパーボウル3連覇を目指す中、前向きにトレーニングキャンプに取り組むDEジョーンズ
現地21日(日)、カンザスシティ・チーフスのディフェンシブエンド(DE)クリス・ジョーンズはトレーニングキャンプでの練習を終えた後、満面の笑みを浮かべていた。
昨年の今頃、契約交渉の真っ最中だったジョーンズはキャンプを欠席しており、その影響はシーズン初戦にまでおよんだ。ジョーンズは最終的にリーグで最も高い報酬を誇るインテリアディフェンシブラインマンになり、チーフスはさまざまな出来事があった2023年シーズンの結果としてスーパーボウル連覇を達成している。
今月初めに30歳になったジョーンズは以前、トレーニングキャンプ中に休養日を得ることが有益だと考えている理由を説明し、今夏に休養日を設けることを求めていた。しかし、それはヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの許可があればの話だ。日曜日にキャンプに参加したジョーンズは、ちょっとした皮肉を込めながらも、ヘッドコーチに対する自分の意見を貫いている。
ジョーンズは冗談まじりに「聞いてくれ、俺はただリードコーチが“30歳は違う”ってことを理解してくれたらいいなと願っているだけ」とコメント。
休養日を求めていたにもかかわらず、キャンプに参加していることは、ジョーンズのチームに対するコミットメントの現れだと言えるが、プロボウルに5回選出された経歴を持つジョーンズは、自分とタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーがトレーニングキャンプで取り組むことを比較しながら、休養日の必要性について合理的な説明を続けた。
「自分とトラビスとの違いについて、誰かと話したことがある」とジョーンズは明かしている。
「そのとき俺はトラビスの仕事の方が俺の仕事よりちょっとだけ楽だって言った。だって、俺は全プレーで300ポンド(約136kg)の相手と戦っているけど、トラビスは140ポンド(約64kg)の相手と戦いながらボールをキャッチしているだろ」
「俺はただリードコーチがその素晴らしい心で、俺に1日か2日、休みをくれるといいなと思っているだけ。それについてはこれから話して、話を進めていくつもり。ブレット(ヴィーチ、ジェネラルマネジャー/GM)とも1対1で話して、クラーク(ハント、オーナー)にも相談する必要があるかもしれない。これから解決策を見つけていくつもりさ」