「道の駅」建設めぐり揺れるまち 高額な建設費に驚く市民も 市長は「来場者200万人めざす」
■「200万人めざす」根拠は? 大川市が公表している資料によりますと九州で上位の売り上げを誇る「道の駅うきは」は、年間およそ90万人から97万人の利用者数と想定していますが、倉重市長はその2倍を超える「200万人を目指したい」と話します。 大川市 倉重良一市長「私は100万人は最低だと思ってまして、計算の中に福岡都市圏の方とか今後10年後には(佐賀空港の)滑走路が延長されてのお客さまも算定していないので、外国のお客様ですとか福岡都市圏のお客様にたくさん来ていただいて200万人でも来ていただけるところにしていきたい」 ■専門家は「努力しないと利用者は年々減る」 国土交通省「道の駅」第3ステージ推進委員会のメンバーで、跡見学園女子大学の篠原靖准教授は、大川市の取り組みについて一定の理解を示したうえで「まち全体を巻き込み地元にお金が落ちる仕組みの構築が必要」と話します。 内閣府地域活性化伝道師 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部 篠原靖准教授「開業した後にいつでも新しいイベント、情報、新しい観光のメニューをまちぐるみでちゃんと展開していくという努力がないと、利用者は年々と減ってしまう。結局地元にどうやってお金を落とせるかという仕組みが、道の駅だけでなくてまちの中の点在する観光資源になりうるものを磨きあげて、お客さまに回遊していただくような仕組みができてこないと、この道の駅だけの設置で大川市が良くなるとは言えない」
RKB毎日放送