亡き母の相続手続き「出生から死亡までの戸籍謄本」の収集に疲労困憊…なぜ必要なの?【相続専門税理士が解説】
戸籍謄本の代わりになる「法定相続情報一覧図」
相続手続きをおこなうとき、金融機関や税務署や法務局など、戸籍謄本を提出する公的機関がたくさんあります。 そこで、法務局の「法定相続情報証明」をもらうと便利です。 相続人が戸籍謄本を集めて「法定相続情報の一覧図」を作成し、それに被相続人の住民票の除票、相続人の現在の戸籍謄本を一緒に法務局に提出すると、法務局が無料で認証印を付けてくれます。 この法定相続情報一覧図を法務局で作ってしまえば、無料で必要な枚数を取得できるので、同時並行して相続手続きをおこなうことができるようになります。 岸田 康雄 公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
【関連記事】
- 「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
- 30代長男の死…嫁は「私たちを頼らないでください」と言い残し、孫を連れて海外移住。食堂で働き詰めの高齢母が、涙をこらえて遺した〈まさかの遺言書〉
- 〈子のいない夫婦〉退職金3,000万円で実現する「穏やかな老後」が一転、66歳夫が急逝…65歳妻が行政書士から告げられた「衝撃事実」
- 「もうムリ、ごめんね」50代独身ひとりっ子、年金15万円・80代の同居母を残し、生まれて初めて実家を離れた切実理由
- 40代独身・一人っ子男性「親は貯蓄なし」「老人ホームに入ってもらいたいが…」頭を抱えるワケ