「モ~帰ろう」牛たちが里へ 美ケ原高原で下牧作業 長野県松本市
長野県松本市郊外の美ケ原高原にある美ケ原牧場で、夏を過ごして成長した牛を里へ下ろし、農家に戻す下牧作業が行われている。 27日は、南信酪農業協同組合(松本市鎌田2)の担当者が牛14頭をトラックで運んだ。主に昨年の夏から秋にかけて生まれた牛たちで、1頭ずつ車に導いた。中にはなかなか動かず、背後から押すなどして、3人がかりで乗せる場面もあった。同組合指導事業部次長の齊藤克則さん(58)は「牛の状態はよい。(今後も)事故なく大きく育ってほしい」と願った。 美ケ原牧場畜産農業協同組合によると、今季は5月中旬に放牧を開始。乳牛と繁殖和牛約250頭が夏を過ごした。高原も例年より暑く、牛にストレスがかかった面はあったものの生育は順調。10月下旬まで下牧作業が続く。1頭の体重は70~80キロ増えるという。
市民タイムス