闇バイト強盗の「流れ」と「弱点」は? いま必要な「攻めの防犯対策」をプロが語った
自分は大丈夫という考えを改め、厳重な防犯対策を
「私が見た強盗事件現場のなかにも、“攻める”防犯アイテムがあれば防げたであろう事件も多くありました。周囲の家々との距離が離れていて助けを呼びにくい環境にある住宅は強盗に狙われやすいので、特に注意してください」(佐々木さん) 佐々木さんによると、犯罪から身を守るために重要なポイントは「危険を感じたら冷静に110番する」「自分は大丈夫という考えを改める」「最新の犯罪の手口を知っておく」の3点です。強盗以外の犯罪も手口が変わってきており、たとえば電話による特殊詐欺も、従来あったような「オレオレ詐欺」ではなく、弁護士や警察官を騙ったものが多くなっているそうです。いまでは所得税の「103万円の壁」が政治で話題になっていますが、これを利用した特殊詐欺も出てくるだろうと、佐々木さんは予想しています。 万一の事態が起きてからでは遅い防犯対策。いまのうちに、攻めの防犯アイテムを整えてはいかがでしょうか。
畑野壮太