【DeNA】プロ9年目の戸柱恭孝 チームを支える"縁の下の力持ち"…プレー外の行動にもあらわれる思いとは
◇プロ野球 セ・リーグ DeNA-阪神 (20日、横浜スタジアム) プロ9年目を迎えたDeNA・戸柱恭孝選手がチームを支える存在となっています。戸柱選手はその思いを語りました。 2015年ドラフト4位でDeNAに入団した戸柱選手。1年目から「8番・捕手」で開幕スタメンデビューを果たし、その後、3年連続で開幕スタメンマスクを被るなど、扇の要としてチームを支えてきました。 今季はプロ入り9年目で初の「開幕2軍」を経験。それでも4月14日に1軍昇格し、ここまで継続して1軍に帯同しています。今季は38試合に出場し打率.224をマークしています。 今季、DeNAは捕手のポジションに山本祐大選手を多く起用。その中でも、戸柱選手は早出練習を行うなど常に準備をしています。「自分が出る場面は久々のスタメンであったりとても痺れる場面なので、できる準備をしようと心がけている」と最高のパフォーマンスに向けて常に準備を怠らないのです。 プロ9年目を迎え、チームの見方も変わったと語る戸柱選手。「若い時はスタメンが多かったから試合に出続けることが多かったけど、今は客観的に試合であったりチームを見ることが多くて見方も変わったし、物事の感じ方も変わった」とコメントします。 その“変化”は戸柱選手のベンチでの振る舞いにも現れています。 ペナントレース終盤に差し掛かっている今、吉野光樹投手や石田裕太郎投手など、若手の投手陣が先発を務める場面も増えています。そこで戸柱選手は若手投手陣がベンチに下がった際にすぐに声をかけに行き、コミュニケーションを取っています。 そのことについては「野球のプレーについて聞いて答えを聞きながら、横から見た感覚も含め『これでもよかったんじゃない?』とか話したり。大事な場面で投げる若い投手には『そこでそんな気負わなくていいよ』とか『投げられて経験していることがすごくいいことだから、それをどう次に活かすかが大事だから』と話してます」とコメント。自分のことだけでなく、チームのためにできることをする。戸柱選手なりのチームへの思いを明かしました。 プレー外にも現れる戸柱選手のチームへの貢献度の高さはまるで「縁の下の力持ち」。これからもチームに欠かせない選手の1人として、輝き続けます。