寝る前に「筋トレ」しても平気…?睡眠への影響はある?注意点や押さえておきたいポイントを専門家が解説
寝る前に筋トレするときのポイント
▼まずはストレッチから始めてみる 筋トレと言われると、重いダンベルやバーベルを持ってのトレーニングを想像してしまうが、筋肉を動かす運動としてはストレッチも広義では筋トレとも言える。 関節可動域の向上による血行の促進や疲労回復などの効果から、寝る前には適した筋トレであると林さん。 「個人差や運動歴にも関係しますが、ストレッチでも筋肉が増えることは証明されています。また、睡眠の質を向上させ、ストレスを軽減するという研究結果もあるので、寝る前の筋トレをこれから始めようとしている人にはおすすめです」 体は睡眠に備えて体温を下げていくので、特に入浴後にしか時間が取れない人は、入浴により上がった体温をスムーズに下げることにも繋がる。 ダイエットや筋力アップを目的としている人はもちろん、寝付きが悪い人や、夜中に目が覚めてしまう人も試してみる価値はある。 ジムに行くことだけが筋トレではないということを改めて理解し、自分の生活リズムに合った運動習慣を身に付けよう。 ▼有酸素運動と組み合わせてみる 「ストレッチと同様に、有酸素運動も筋肉を動かす運動です。高強度な筋トレと比べると怪我のリスクも低く、簡単に始められるので初心者には適した運動と言えます。日中に筋トレをする日もあるという人は、寝る前に筋トレをする日は有酸素運動をメインにしてみるのも良いでしょう」 寝る前に有酸素運動を行うことで睡眠の質が向上するというデータもあり、高強度な筋トレと比べると、運動の有無による自覚的な睡眠への影響も少ないかもしれない。