最高額は誰? 世界の一流監督、契約解除金ランキング5位。19億超えで超強豪へ! ペップに教わった元世界的DF
年々高騰しているサッカー選手の移籍金。ここ数年では100億円規模の移籍金も珍しくなくなっている。そして、その流れはついに監督にまで及んだ。今では各クラブが有能な監督を引き抜くために大金を支払うことも辞さない時代となっている。今回はこれまでに最も高額な契約解除金が支払われた監督をランキング形式で紹介する。(データはtransfermarktを参照)
5位:ヴァンサン・コンパニ 生年月日:1986年4月10日 現職:バイエルン・ミュンヘン監督 契約解除金:1200万ユーロ(約19億2000万円) 移籍:バーンリー→バイエルン・ミュンヘン 5位にランクインしたのは未だに現役時代の面影が残るヴァンサン・コンパニ。彼は2020年夏にベルギーのアンデルレヒトで現役を引退すると、そのまま同クラブの監督に正式に就任している。 というのも、2019年夏の加入時点ですでに選手兼監督という役職を担っていたのだ。プロの世界で選手と監督を兼任するとは、よほどの秀才にしか務まらない…。(実際にコンパニは経営学修士(MBA)を取得している) コンパニといえば、長くマンチェスター・シティで活躍してきたDFという印象が強いのではないだろうか。190cm85kgという強靭なフィジカルを武器に、空中戦では絶対的な存在感を見せてきた昔ながらのセンターバックである。 そんなコンパニだが、監督としてチームに落とし込むサッカーは自身のプレースタイルとはかけ離れている。やはりジョゼップ・グアルディオラから受けた影響は多大なもののようだ。 “ペップ流”が一番わかりやすく見えたのは、アンデルレヒトでの指揮を経て就任したEFLチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)のバーンリーでのことである。前任のショーン・ダイチが浸透させたロングボール主体のサッカーからおもいっきり舵を切り、ポゼッションサッカーへと変貌を遂げていった。 その結果として、就任1年目でプレミアリーグ昇格を決めるも、1年で2部に出戻り。そこにドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンから声がかかった。 プレミアの強豪相手にも攻撃的なスタイルを変えずに戦いに挑む姿勢は好感の持てるものであり、バーンリーのファン・サポーターとしては、コンパニと一緒に再びプレミアの舞台に返り咲くことを夢見ていたかもしれない。
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