トランプ氏、共和党の団結促す 襲撃事件後初、議会前へ
【ワシントン共同】トランプ前米大統領は13日、ワシントンの連邦議会近くで共和党議員団との非公開会合に参加した。11月の大統領選で民主党のバイデン大統領を打倒するため、共和党の団結を促した。米メディアによると、自身が起訴された2021年1月の議会襲撃事件後、議会前を訪れたのは初めて。 事件ではトランプ氏支持者らが20年大統領選の結果を覆そうと議会を一時占拠し、警察官1人を含む5人が死亡した。民主党はトランプ氏が事件を矮小化し、民主主義に脅威をもたらしていると批判している。 トランプ氏は会合後、共和党議員団を背に「われわれはこの上なく結束している。共通する思いは米国を再び偉大にすることだ」と記者団に語った。 民主党のトンプソン下院議員は「反乱をあおっておきながら、どの面を下げてこの場所に来られるのか」とトランプ氏に不満を表明した。元議会警察官も、襲撃を受けた議員らがトランプ氏を歓迎するのは「皮肉だ」と話した。