京都最古の禅寺〈建仁寺〉で夏の涼を感じる。サウンドアートイベント「ZEN NIGHT WALK KYOTO」
コロカルニュース
国内外から年間5000万人を超える観光客が訪れる京都で、半数以上の観光客が足を運び、四条祇園エリアを代表する、京都最古の禅寺〈建仁寺〉。こちらで、夜間を特別に開放し、脳をととのえるニューロミュージックを聴きながら、回廊を巡るサウンドアートナイトイベント「ZEN NIGHT WALK KYOTO」が、9月22日まで開催中です。 【写真で見る】脳をととのえる音楽「ニューロミュージック」を各所に配置した「音回廊」。 ■音と光で癒しの夕涼み。脳がととのう、唯一無二の体験を。 800年以上仏法を伝承する場として、伝統を大切にしながらも、新たな取り組みにも挑戦。同イベントは、建仁寺法堂にある迫力ある天井画「双龍図」でも有名な日本画家・小泉淳作の生誕100年を記念した回顧展の一環としてニューロテクノロジーと音楽を融合したプロダクト開発を行う、スタートアップ企業〈VIE(ヴィー)〉と〈日本経済新聞社〉が主催。 イベントの見どころについて、建仁寺の浅野俊道さんは、「現代のサイエンスや音楽などの最先端技術を利用し、庭園や絵画に込められた思いや意味を思い浮かべながら、ぜひ見て、聴いて、身体で感じて、自分自身の心と向き合える、唯一無二の体験になったら」と来場を呼びかけました。 境内に設置されたスピーカーは、どの場所から音が流れているのかわからないように、細部まで計算されたこだわりも。脳波のある帯域を増強・減衰するためにデザインされた音楽として、「集中」「リラックス」効用があるニューロミュージックの音と静寂、光と影を感じながら、昼間の表情とは違う、幻想的でマインドフルネスな体験を楽しめます。 ■音と静寂、光と影を楽しもう。注目すべき見どころは? ■【ポイント1】 脳をととのえる音回廊「ニューロミュージック」 まず堂内のエントランスを抜けて「○△□乃庭」へ。禅宗の四大思想「地水火風」を庭園で表現し、禅宗の四大思想「地水火風」を、地(☐)・水(〇)・火(△)で表したもの。今の季節にふさわしい、涼しげなブルーに染まった空間の中で、DJのLicaxxxさんによるシータ波を取り入れた音楽を聴きながら、回廊を巡り、アート・インスタレーションを拝観することでマインドフルな状態に。 ■【ポイント2】 夏の涼を感じる。光と霧が織りなす大雄苑「蒼海」 目の前に広がる、ほのかな光と影に心奪われる、インスタレーション。夏の夜に、広縁に腰かけながら、脳が「ととのう」ニューロミュージックで涼を感じ、静かな時間を過ごすことができます。