定番“ゲルライト”は8代目!アーティスト HAROSHIのスケーター目線な愛用スニーカー4足
琴線に触れる一足と出会った瞬間の高揚感と、お決まりの一足を履いたときの安心感。スニーカーにおいて、どちらも大切な要素。 ▶︎すべての写真を見る ここで話を聞いたのは、スケートカルチャーを題材とした作品で注目を集める気鋭アーティスト、HAROSHIさんだ。 彼の2024年を総括したら、手にするべきスニーカーが見えてきた。
HAROSHIさんのスニーカー語り
「中学生のとき、ロサンゼルスオリンピックの開催や雑誌『Boon』などの影響で、スニーカーブームが到来。 当時の僕の場合、スニーカーを選ぶ基準は趣味のスケボーができるかどうか。 それゆえ優れた耐久性は必須で、いちばん履いたのがアディダスの『スーパースター』。特徴的なシェルトゥが摩耗に強く調子イイ、と周りでも評判でした。今思うと贅沢な消耗品ですね。 その後は年を重ねるごとにスケボーの回数は減り、耐久性よりも快適性を重視するように。例えば、アシックスの『ゲルライト 3』がまさにそれ。 ほかにもさまざまなスニーカーを試しましたが、これ以上のものとは未だ出会えず。今日履いているので早8足目となり、この先もきっと手放さないと思います」。
[定番]世界が認める快適性を極めたスプリットタン構造
「アシックス」のゲルライト 3 OG 90年代初頭を飾ったオリジナルの形状と構造を受け継ぐブランドのアイコニックモデル。ベロ部分を縦に大きく2分割したスプリットタンは、足入れが良く、履いているときもずれにくい。 「どこへ行くにしても基本はこのシューズを履いています。疲れませんし、なによりスッと履きやすい。自分の絶対定番で、今のものでかれこれ8足目ですね」。
[レアモノ]これが世界初か!? アーティスト×スニーカーの先駆的存在
「KAWS × DCシューズ」 スケシューでお馴染みのDCシューズと、現代アーティストのKAWSが共作した2002年のもの。サイドのグラフィックを見ればKAWSのアートワークだと一目瞭然。 「正確な情報ではありませんが、当時アーティストとスニーカーのコラボは存在しなくて、おそらくこれが世界初の合作品。 かなりレアな一足ですが、入手自体は10年くらい前にとある縁があって出会えました」。