スペック最強は誰だ!? 日本代表、能力値ランキング16位。武器が少ない…。小さな韋駄天は微妙な立場
北朝鮮代表とのFIFAワールドカップ26アジア2次予選に臨むサッカー日本代表のメンバーが14日に発表された。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。発表時のメンバーが対象)
16位:相馬勇紀(カーサ・ピア/ポルトガル) 生年月日:1997年2月25日 市場価値:120万ユーロ(約1.7億円) 23/24リーグ戦成績:24試合2得点2アシスト 日本代表通算成績:12試合4得点3アシスト AFCアジアカップ2023の日本代表メンバーから落選していた相馬勇紀が昨年11月以来の復帰を果たした。今回の選出の理由は彼自身のパフォーマンスが良かったこともあるが、どちらかと言えば三笘薫や伊東純也ら選外となった選手の代役という意味合いの方が強い。それだけ今の日本代表の2列目はタレントが多くいる。 相馬の能力値で最も高いのが「77.5」を叩き出したフィジカルである。身長は166cmと小柄だが、豊富な運動量を武器に90分間サイドをアップダウンできるのが最大の魅力だ。3バックではウイングバック、緊急時にはSBでもプレーできる「守備」も兼ね備えており、高い献身性が持ち味の選手だと言える。 それでも日本代表の主軸となるに至らないのは、今の代表は「ハードワーク」が前提となっているからである。ハードワーク+αの能力が重要視されており、三笘や伊東であればわかっていても止められないドリブル、中村敬斗であればシュート、堂安律であれば高いキープ力と周りの選手との連係の良さなど、いくつか武器がある。一方で相馬は献身性が最大の武器であり、得点に絡む数や個人での打開力も彼らと比較すると劣っている。総合力を上げる、もしくはもう一つの強みを見つけなければ今後の代表定着は難しいかもしれない。
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