博多大吉「近代漫才の暴露本」高比良くるま「NCS1年分の価値」 芸人が絶賛するノンスタ石田の「漫才論」が一冊に[新書ベストセラー]
11月06日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が獲得した。 第2位は『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』。第3位は『医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法』となった。 【画像】ノンスタ石田の「嬉しいご報告」とは? サイン本を300冊書き終えたら…投稿を見る 4位以下で注目は9位に初登場の『答え合わせ』。お笑いコンビ・NON STYLEの石田明さんが「漫才論」を明かした一冊だ。石田さんは、2008年にM-1チャンピオンとなった理論派漫才師。これまで毎年のM-1を振り返る「M-1答え合わせ」をラジオ番組で行い、その鋭い分析は多くの芸人から共感を得ている。同書は吉本興業の漫才師養成学校NSCでも講師を努める石田さんが、漫才がなぜ面白いのか、どうしてこの人は面白いのか、なぜあのコンビはM-1で勝てたのか、などお笑いにまつわる様々な疑問の「答え」を明かしたもの。出版元のマガジンハウスは《漫才の見方が一気に「深化」する新たな漫才バイブル》と紹介する。博多華丸・大吉の博多大吉さんは同書の帯で《分析本の名を借りた、近代漫才の暴露本。ここまでバラすとは! 》、令和ロマンの高比良くるまさんは《この1冊でNSC1年分の価値ありますけど逆に大丈夫ですか? 》と、絶賛のコメントを寄せている。
1位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社) 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。(集英社ウェブサイトより)