父・秋山幸二の影響で必ずと言っていいほど聞かれることとは? 秋山真凜「この仕事を始めてから、2,000回ぐらい聞かれていると思います」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。5月4日(土・祝)の放送は、スポーツキャスターの秋山真凜(あきやま・まりん)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆父の影響で必ずと言っていいほど聞かれることとは?
丸山:福岡県出身の真凜ちゃんのお父さんといえば、(元プロ野球選手の)秋山幸二(あきやま・こうじ)さんですけど、偉大すぎて大変じゃないですか? 何かにつけてお父さんのことを言われるでしょ? 秋山:そうですね。皆さん、父といえば“バク宙”や“バク転”の印象が強いみたいで。 丸山:まさか、求められる!? 秋山:求められます(苦笑)。この仕事を始めてから、「(バク宙やバク転は)できますか?」って、2,000回ぐらい聞かれていると思います。 丸山:もしかして、できるならやってくれぐらいの勢い? 秋山:はい、それぐらいの勢いで聞かれるんですけど、「すみません、できません」って断っています(笑)。 丸山:実際にはできないでしょ? 秋山:できないです。 丸山:お父さんは身体能力がすごいもんね。 秋山:すごいと思います。
◆父・秋山幸二流のゴルフメソッド!?
丸山:真凜ちゃんは5歳からゴルフを始めて、九州のジュニアとして活躍されて。お父さんもゴルフをやっていただろうけど、ゴルフを始めたきっかけは? 秋山:お父さんが、ゴルフが大好きで。休みの日があると、よくゴルフに行っていたんですよ。それで、お母さんが「父親と娘って何か共通の趣味がないと、大人になってから大変だから教えてあげて」ってお父さんに言って。 丸山:なるほど、共通のツールとしてね。 秋山:でも、ゴルフクラブを握るまで1年はずっと基礎トレーニングをさせられました(苦笑)。 丸山:基礎トレーニング!? 秋山:完全に秋山流だと思うんですけど、いきなり最初からゴルフクラブを持たせたら振り方に(変な)クセがつくだろうと。それで、ゴルフクラブではない練習器具を使って横に振っていました。 丸山:どんな練習器具なの? 秋山:グリップを強く握ると“ピッ♪”って音が鳴るような。(グリップの)先に紐がついていて、その先に小さくて柔らかい黄色のボールが付いているような練習器具だったんですけど、それを真っ直ぐ立ったまま横に振って、体の同じところにボールが当たるように。 丸山:でんでん太鼓みたいなね。 秋山:それを半年ぐらいさせられ、次に前傾姿勢が加わり(苦笑)。それでゴルフスイングっぽくなってきたタイミングで、やっとゴルフクラブになりました。 丸山:それは、結果的に役に立ったの? 秋山:役に立ったと思います。 丸山:これはちょっと、“秋山流”が流行るかもしれないですよ。だって、僕らにはそういう発想がないもん。 秋山:本当ですか!? 丸山:たぶん、レッスンとかやっている人は、「ヘッドが上手く使えない人は、こういうのをやってみましょうか」って、なかにはメソッドみたいなことをやるインストラクターの先生もいるんでしょうけど、僕なんかは「まずグリップの握り方から始めましょうか」って。(秋山流の基礎トレーニングは)斬新だね。