13歳、フィリピンで“オタサーの姫”に「元SKE48」が明かす「驚きの過去」…MNL48のオーディションに挑み…
---------- 日本には少なくとも8000人以上、女性の「アイドル」がいるといわれている。しかし、こんな経験をしてきたアイドルはこの人くらいだろう──。 【写真】「こんなにセクシーでいいの…?」最強グラビアクイーンの秘蔵ショット 五十嵐早香(22歳)。名古屋を拠点に活動するSKE48を2022年に卒業し、現在はタレントとして活動している。最近では「Fカップあるのにグラビアやらせてもらえない女」として、SNSでバズったのを覚えている人もいるかもしれない。実はそんな彼女がアイドルになるまでには、波乱万丈の物語があった。12歳の時、突然フィリピンに引っ越すことに! 異国での暮らしを振り返ってもらった(連載第1回後編)。 ---------- 『「Fカップ」でバズった「元SKE48」破天荒アイドルが明かす「衝撃の幼少期」…12歳で突然フィリピンへ』より続く…
「悪くないじゃないか、フィリピン」
次の日も私は腫れた目で、英語を英語で習っていた。半年間、毎日泣いていたがふと英語が分かるようになってきた。 女教師の言ってることも性格も、徐々に分かってきてなんだかフィリピンも好きになってきた。 何を言っているのか分かると、フィリピン人がとても優しいことに気づけたのだ。 一年中涼しい気候なので汗をかくこともなければ、手袋までするような寒さでもない、日常生活に最適な気温だった。 食事も母が作っていたため、米がパサパサしている以外では何も不満無く美味しいものを食べていたし、どちらかと言うとエスニックな食べ物等も好きだったため、フィリピン料理がやみつきになっていた。 「悪くないじゃないか、フィリピン」と、たった半年で気づけたのは、やはりまだ幼く柔軟な頭をしていたおかげであろう。 そして何より、私は女教師からアニメの素晴らしさを教わった。 人生で初めてアニメを見て、感動した。 初めて観たあの作品は今でも忘れることはない。 『とらドラ! 』というほのぼの系のラブコメだった。 全てのアニメが日本で作られていること、日本が海外ではとても有名なことを知った時は衝撃的だった。 その後は気がつけばアニメを毎日見ることが趣味になっていた。 きっと人生初めての趣味だった。