聖地「甲子園」マウンドに浮かぶ企業ロゴ 「広告効果」は抜群、ファンや株主総会も大注目
ファンはどう感じているのか。兵庫県加古川市から甲子園に訪れていた男性会社員は「マウンドという場所はとても目立つ。だからこそ、どこのスポンサーであるかがとても大事」と強調した上で「『KOBELCO』だから、いいんじゃないかと思う。地元兵庫が誇る企業のロゴマーク。まさに、ウィンウィン」と納得の様子だった。
兵庫県尼崎市の阪神ファンの自営業の男性も「コロナ禍では、どこも大変だった。マウンドに広告が入っていることも何とも思わない」と好意的。一方、兵庫県西宮市の男性からは「高校野球の大会でマウンドに広告が入っていれば、やはり気になると思う。プロ野球の公式戦であれば、何とも思わないですよ」との意見もあった。
神戸製鋼所の広報担当者によると、社員からの反響も多くあったという。関西では試合の生中継だけでなく、早朝から深夜までニュースや情報番組で阪神戦の映像が流れていることから、「普段見ているテレビ番組をつけると、自分の会社のロゴマークが映っているのがうれしい。誇りに思う」などの反応があったという。掲出から3カ月以上が経過し、まだまだこれからも反響は大きくなっていきそうだ。(嶋田知加子)