海外メディアは大坂なおみの東レでの故郷大阪凱旋勝利をどう報じたか?「勝利に飢えていた」「力示す」
テニス専門サイトのテニス・ドットコムは「大阪で大坂なおみが全豪オープンから初めてとなるタイトルを獲得」との見出しを取り、大坂が母国日本で初タイトルを奪ったことを報じた。 記事は、大坂のプレーぶりについて、「大坂のサーブの数字は圧倒的だった。彼女はファーストサーブの20ポイントすべてを取り、セカンドサーブも22ポイント中16ポイントを奪った。9度のサーブゲームでデュースさえ一度もなかった」と分析、サーブが勝利を呼んだことを強調した。 さらに「大坂は少し勝利に飢えていた。1月の全豪オープンで2つ目のグランドスラム優勝を2大会連続で制してから8か月近く勝利から遠ざかり、彼女は、その間、12大会でプレーして準々決勝以上に5度進んだが、決勝進出や優勝は一度もなかった」と、この勝利が持つ意味を説明。「彼女は過去の大会からすべてが変わり、決勝に進むまでにひとつのセットを失うこともなく、そしてパブリュチェンコワもストレートで破った。彼女はこのトップレベルの大会でアニエスカ・ラドワンスカが2015年に制して以来、1セットも失わずに優勝した初めての選手となった。彼女は、また37年の大会の歴史において、1995年の伊達公子以来となる2人目の日本選手の優勝者となった」と続けた。 また女子テニスツアー(WTA)の公式サイトも、大坂の「この大会にものすごく勝ちたかった」というコメントを見出しに使い「地元でのタイトル奪取で力を示す」と優勝を伝えた。 同サイトは、2017年の香港の大会で、大坂がパブリュチェンコワにストレート負けしていことを持ち出して、「前回敗戦のリベンジを果たした」と紹介。 「日本のスター(の大坂)はサーブゲームで圧倒し、パブリュチェンコワにブレークポイントを1ポイントも許さず、ファーストサーブを決めた20ポイントにすべて勝って見せた」と、こちらもサーブが決勝を制したことをクローズアップしていた。