「生半可な気持ちで決断していない」エスパ秋葉忠宏が明かす指揮官の責任と覚悟「人生が変わるし、未来を奪うことにもなっちゃう」
「いいんじゃない、言うのは」と意に介さず
清水エスパルスの秋葉忠宏監督が、播戸竜二氏のYouTubeチャンネルに出演。指揮官の苦悩や覚悟を語った。 【動画】播戸竜二が清水エスパルスに密着!秋葉監督の哲学とは!? 昨季途中に清水のコーチから指揮官に就任した秋葉監督は今季、チームをJ2優勝に導いた。播戸氏からコーチと監督の違いを問われると、こう答える。 「全然違いますね。どうしても決断しなきゃいけないので。コーチの時には、ある程度全員と、上手く接してあげていればいいですけど、どうしたって厳しい決断をしなきゃいけない。もしスタメンに選ばれて、3点を取ったら人生が変わるし。(選ばなければ)その未来を奪うことにもなっちゃう。 だから、生半可な気持ちで決断していないし、毎日必死になって見る。トータルで考えて、相手チームとの組み合わせ、コンディション、メンタリティ、戦術・戦略としてどうだとか。全てをトータルして、いろんなことをひっくるめて考えて、この(スタメンの)11人、(ベンチ入りの)18人と決めている。そこに至るまでは本当、最後の最後まで悩みます」 全身全霊で考え抜いても、結果が出ない時には批判にさらされる。それでも、秋葉監督は「いいんじゃない、言うのは」と意に介さない。 そのうえで、「言いたくなる気持ちは分かります。だけど、みんな勝たせたいとか、何とかチームを良くしたいとか、この選手を良くしたいと思ってやっているのは、絶対変わらない。誰かをえこひいきとかでは、絶対使わない」と強調する。 すべては勝利のため。49歳の熱血漢は「楽しくハイレベルな競争と常に言っているので、忖度も全くせず、現状で何が一番チームにとって良いか、勝つための確率を1%でも上がるのは何かっていうのは、必死になって考えていますね。それが当たらない時もあるからね」と述べた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「みなさんご一緒に…This isエスパルス!」清水J2優勝で秋葉忠宏監督が叫ぶ! ジョークも「ただ僕の中で1周早いんですよね」
- 今だからこそ書ける“権田修一の本音”。まさかの逆転負けを喫した山形戦後に「言ったら怒られますけど」と話した内容とは?【コラム】
- 「余裕でハンドやのに、ハンドにならなかった」エスパ乾貴士が振り返る味方DFのまさかの“勘違い”「パって手で取った。ペナルティエリア内で」
- 「貴士君にブチギレちゃって。クソ喧嘩していた」エスパ吉田豊が明かす昇格決定試合の裏話。決勝弾の前に和解「仲良くなってチームがドッカーン!」
- 「お前、めっちゃ悪口言われてるよ」“オラオラ”だった鄭大世が経験した人間関係の挫折を激白「調子に乗って、周りに文句を…」