ギリシャのニコラオス王子と離婚したタティアナ妃、今の心境を語る「今年は苦難の年だった」
今年4月にギリシャ王国最後の国王であるコンスタンティノス2世の次男、ニコラオス王子との破局を発表したタティアナ妃。苦難に満ちた一年を振り返った。 【写真】運命のシンデレラ、ギリシャ・タチアナ妃のロイヤルファッション集を公開
ギリシャの雑誌『BHMAgazino』のインタビューに応じたタティアナ妃。妃は2020年にメンタルヘルスに付きまとうスティグマを撲滅することを目標に掲げたチャリティ組織「Breathe Hellas」を立ち上げている。今回のインタビューはその組織の新しいキャンペーン「Uniform of Hope」がテーマだったが、妃はプライベートなことにも言及した。
妃は王子との離婚を発表した翌月、義理兄がロサンゼルスで失踪するという事件にも見舞われている。義理兄は今も見つかっていない。妃は今年8月、彼の誕生日にこれまで一緒に撮影した写真をSNSに投稿、「決して望みは捨てない」と綴っていた。妃はインタビューで離婚や兄の失踪を振り返り「2024年は私にとって苦難の年でした。過渡期の年であり、不安と苦痛を味わう瞬間がありました。でも私たちは逆境の中にいるときこそ、自分の最も強い部分を見出せると信じています」とコメントした。
「人生の試練は耐えること、希望を持つこと、人の精神の強さを信じることの大切さを私に気が付かせてくれました。家族や友人、さらにそれより広い人間関係にも支えられ、彼らから大きな力を得ました。メンタルヘルスに関わることも私を癒してくれました。このプロジェクトのおかげで、自分のエネルギーをポジティブなものに注ぎ込むことができ、ポジティブな影響を与えることができました」と話している。
今回のキャンペーンはアスリートたちに経験談を語ってもらうことで、若者たちにメンタルヘルスのケアの重要性をアピールするもの。妃は「アスリートたちが明かしてくれた希望と回復力の物語は、あの時期の私個人にとって大きな力とインスピレーションを与えてくれた」とコメント、キャンペーンが自分にも勇気を与えてくれたと話している。
妃はベネズエラの出身だが、今後もギリシャに住み続ける予定。「ギリシャはいつも私にとって我が家」だという。「今はどんなに暗い時期にも必ず光が存在し、成長する機会があることがわかった。希望を抱いて前進している」と前向きに語った妃。元ロイヤルとしてどんな人生を歩んでいくのか、これからも注目したい。