河野太郎氏が「爆弾」を投げ込んだ? “タブーへの踏み込み”が結果を変える? 自民党総裁選の行方
先週は台風の影響で止まっていた自民党総裁選だが、今週は小泉進次郎氏や茂木敏充氏の出馬表明など様々な動きが予想されている。 【映像】河野氏が投げ込んだ「爆弾」とは? 候補者は正に多士済々の面々だが、何が今回の総裁選のカギを握るのか? ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「有権者は与党の自民党に『刷新感』を、野党の立憲民主党には政権交代しても務まるだけの『安定感』を求めている。自民の総裁選と立憲の代表選の行方次第では、与野党対決が盛り上がるだろう」と指摘する。 「40代の小泉進次郎氏や小林鷹之氏が自民党の総裁になれば、大幅な世代交代が実現する。高市早苗氏や上川陽子氏なら初の女性総裁・女性総理の誕生で、いずれにせよ『刷新感』がカギになる。一方、立憲民主党の代表選では総理経験者の野田佳彦氏や、官房長官経験者の枝野幸男氏の名前があがっている。『昔の名前で出ている』と批判的に見る人もいるが、自民党と同じことをやっても差別化できない。若手vsベテランといった対立軸を打ち出すのも面白いのではないか」 さらに神庭氏は「河野太郎氏が投げ込んだ『爆弾』によって、総裁選が盛り上がりを見せそうだ」と述べた。 「河野氏はXで、現役世代の社会保険料負担を軽減したいと表明。『税と違って保険料は引き上げやすいことから、現役世代の給与をベースにする保険料負担が大きくなっている』と指摘した。現役世代からすれば『我が意を得たり』だが、これまで政治の世界では、大票田である高齢者世代を敵に回すような話はタブー視されてきた。河野氏が総裁選という舞台でこの『爆弾』を投げ込んだことで新たな争点が生まれ、ほかの候補者も無視できない状況になった。意見を問われ、しどろもどろになるような候補者は現役世代から見放されるだろう」 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部