【41歳で貯金4000万】自分の人生を素敵なものにするため、ミニマル生活始めました!
子育てをきっかけに、時間と家事に追われる暮らしをやめたいとミニマルな生活を始め、貯金4000万円を達成したという森秋子さん。 【画像を見る】貯金をしたい人が実践すべき新習慣!お金に頼らず1日を過ごす「ノーマネーデー」とは? 彼女が実践した「無理をせずにお金が貯まる」生活の知恵とヒントを自身のブログで掲載したところ、2019年に国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)に保存されるブログのひとつとして選ばれたんだそう。 そんな森さんが、ミニマルに豊かに暮らしていくヒントを教えてくれます。ぜひ参考にしてみてください! ■はじめに みなさん、こんにちは。現在41歳、非常勤職員として働いたり、ブログを書いたり、ちょっとしたバイトをしたり、主婦をしたり、そんな毎日を送っている森秋子と申します。 25歳のときに、東京23区内に中古マンションを買い、住宅ローンを30歳前に完済。今は夫と子どもと猫2匹、そしてベランダにいる亀と暮らしています。30代の半ばで「ミニマリストになりたい秋子のブログ」をスタートし、シンプルな暮らしの楽しさについて発信してきました。私のミニマリスト生活については、これまでに出版した2冊の本に詳しく書いています。 今回の記事では、お金にスポットライトをあてています。 暮らしと切っても切れない関係の「お金」について、私なりに心を込めて向き合い、考えたことをまとめています。 ミニマリストという肩書きは「倹約家で無欲な人」というイメージを持たれがちです。でも実際の私は、倹約家でもなければ無欲でもなく、「こんなふうに生きていきたい!」「自分の人生を素敵なものにしたい!」という欲求を強く持って生きています。 そもそも私がミニマルな生活を始めたのは「自分の人生にとって本当に大切なものは何なのか?」「ぐちゃぐちゃに複雑化した自分の生活を整えたい!」と感じたのがきっかけでした。 結婚して27歳で子どもを持った私は、いったんは仕事を退職。しかし、社会と隔絶されるかもしれないという危機感から、もがくような気持ちで医療系の資格を取るために専門学校へ入学しました。 子育てと学業の両立に押しつぶされそうになっていたこの時期、私の生活はまさにカオス。週6日が学校の授業で埋まってしまい、子育ても休みのないマラソン状態でした。 怒濤の忙しさの中、やらなくてはいけないことは山積みで終わりが見えず、夫婦ゲンカをしない日はないほど。あらゆるものに忙殺されていた私の中に、生活をもっとシンプルにしなくてはこの先やっていけない、という思いが湧き上がり、試行錯誤の末にようやくたどり着いたのが、ものの少ないミニマルな暮らしだったのです。 こんな経緯でスタートしたミニマリスト生活は、幸せの見つけ方や日々の充実感といった素晴らしい効果はもちろん、予想以上に「お金」にまつわるメリットをもたらしてくれました。 シンプルに暮らすことは、どんな節約よりも我が家の家計に効果的でした。本当に「大切なもの」だけに囲まれる生活が、経済的な余裕につながり、カオスだった日常生活の中に安心感や優しさを取り戻せたのです。 ムダな買い物でものが増えて、散らかった部屋を片付ける…という悪循環から抜け出せたとき、自分がいかに、ものの管理に時間とお金を取られ、メンタルを削られていたかを実感しました。 ミニマルな暮らしで「自分の人生にとって本当に大切なもの」を守っていける、そんな予感もありました。 ミニマルな暮らしを続けながら思っていたのは「お金を貯めなくては」という切羽詰まった気持ちではなく、「自分の人生を素敵なものにしたい!」という切実な願いです。 その結果、41歳の現在、マンションの住宅ローンを完済し、4000万円の貯金を持つこともできました。 「自分の理想の生き方」を実現するためには、絶対にお金が必要、というわけではないと私は思います。お金は、人生の満足度に関わるひとつの要素でしかありません。湯水のようにお金を使える大金持ちでも、虚しい気持ちで日々を過ごしているなら、それは単なるムダ遣い。反対に、自分が満足できる毎日を送っているなら、それは豊かな人生だと言えるのではないでしょうか。 ここ数年、お金にまつわるトレンドはめまぐるしく変化していて、キャッシュレス決済やポイント還元、仮想通貨や老後資金などさまざまなトピックがニュースなどを賑わせています。そういった情報に振り回されすぎずに、心地よさや満足感を追い求めながらお金と上手に付き合っていくヒントをお教えします。 ミニマルな生活は、自分らしく生きるため、そして満足感のある充実した日々を送るためのひとつの手段です。あなたらしい「ミニマルな生き方」を見つけてみてください。 ※本記事は森 秋子著の書籍『ミニマリスト、41歳で4000万円貯める そのきっかけはシンプルに暮らすことでした。』から一部抜粋・編集しました。