10番でティーショットを放つ桂川有人＝千葉・アコーディアゴルフ習志野CC（撮影・萩原悠久人）

ZOZOチャンピオンシップ第3日（26日、千葉・アコーディア習志野CC＝7079ヤード、パー70）日本開催の米ツアー大会。桂川有人（26）＝国際スポーツ振興協会＝が63をマークして通算7アンダーで、52位から16位に上昇した。ニコラス・エチャバリア（30）＝コロンビア＝が65と伸ばし、通算17アンダーで単独首位を保った。 大男ぞろいの米ツアーで、167センチの桂川が一気に駆け上がった。9バーディー、2ボギーで52位から16位へ上昇。「3～5メートルくらいのパットが入ってくれた。こういう日があるから頑張れます」と表情を緩めた。 海外志向が強く、昨季は米下部ツアー、今年は欧州ツアーを主戦場とする。4月には日本開催の「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」で日本勢6人目の欧州ツアー優勝。今大会は得意のショットが本調子ではないものの、海外で磨いたショートゲームが光った。5つのパー3全てでバーディー。チップインでねじ込んだ後半の5番（パー3）からは、3連続でスコアを伸ばした。 トップ10に入れば、2週後の米ツアー大会に出場できる。「（意識は）正直なくて、考えきれていないです」。必死に戦い抜いた先に、結果がついてくれば最高だ。（阿部慎）