足場固めか?古巣・中日監督就任に虎視眈々…侍JAPAN・井端弘和が毎月のように会っていた「意外な相手」
契約の最終年も
「今年は違うって言ってるじゃないですか」 シーズン開幕直後、そう自信をのぞかせていた中日ドラゴンズ監督、立浪和義(54歳)の表情は浮かばない。4月は8年ぶりの単独首位に立っていたが、今は最下位(5月8日時点)。球団OBも立浪監督にこうため息を吐く。 【写真】プロ野球で「もっとも愛された監督ランキング・ベスト30」 「今季は中田翔が加入したことで、長らく懸案事項だった得点力不足が解消されました。そんな攻撃のキーマンである中田をスタメンから外して休養させるいっぽうで、柳裕也やウンベルト・メヒアなどの投手陣を酷使する。アンバランスな采配が順位後退をまねいているのだと思います」 今年は立浪にとって3年契約の最終年。このまま球団が低空飛行を続ければ、今季限りでの解任はほぼ確実だろう。
古巣の中日を率いたい
そんななか、立浪の後釜を狙って動き始めた人物がいる。現在、侍ジャパンを率いる元中日の内野手、井端弘和(49歳)だ。 「井端さんは古巣の中日を率いたいという想いが強い。代表監督はあくまで球団監督へのステップだと考えているわけです。 ただ、次の監督には1軍打撃コーチの和田一浩さん、元中日投手の山本昌さんも候補にあがっている。井端さんは、11月に開催される国際大会『プレミア12』での好成績を手土産に最有力候補に躍り出たいところでしょう」(中日担当記者) 井端は足場固めにも余念がない。球団のオーナーである中日新聞社社長、大島宇一郎氏と何度も会食しているという。 「侍ジャパンの試合後など、井端さんを監督に担ぎたい関係者が2人の間を取り持って、事あるごとに激励会といった名目で毎月のように顔を合わせているようです」(前出・中日担当記者) いずれにしろ2人に求められているのは目に見える結果である。 「週刊現代」2024年5月18・25日合併号より
週刊現代(講談社)