仲野太賀 × 二階堂ふみが共演。舞台『峠の我が家』
M&Oplaysと岩松了が定期的に行っているプロデュースのシリーズの新作が登場。本多劇場を皮切りに全国ツアーを予定している。 【写真】二階堂ふみ、パリで開催されたシャネルのショーに出席 主演を務めるのは仲野太賀。NHKの連続テレビ小説『虎に翼』で主人公の夫役を演じ、コミカルで包容力のあるキャラクターが絶賛されたのは記憶に新しい。2026年のNHK大河ドラマでも主役の豊臣秀長を演じることが決まっている。 仲野の岩松作品への出演は、2011年の『国民傘』から数えて6作目。「当時からある岩松作品への憧れは近くづくほどに輝きを増し、その背中の大きさを知れば知るほど、遠のいていくような感覚があります」とコメントを寄せている。 そんな仲野太賀と共演するのは、二階堂ふみ。連続テレビ小説『エール』や、映画『月』、そして今年前半話題をさらったドラマ『Eye Love You』などで記憶に残る演技で魅了し続け、『不道徳教室』以来 11 年ぶりの岩松作品参加となる。 その他にも、柄本時生、池津祥子、新名基浩、豊原功補と実力派俳優が集合している。 物語は、峠にある古い一軒家を舞台に進行する。夏の間、観光客を受け入れる≪峠≫という旅館を営むこの家には主人(岩松了)と息子(柄本時生)、息子の妻(二階堂ふみ)の 3 人が住んでいる。妻は、借金のカタにこの家に嫁いできたという背景があり、この場所から出ていきたいと願っていた。夏が過ぎ、閑散期になったこの場所にある男(仲野太賀)と男の兄嫁(池津祥子)が訪れることから、物語が動き始める…。 岩松了が「二階堂ふみには、女子高生(『不道徳教室』)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待しています」というように、緊張感のある物語の中で、若い俳優たちの新しい魅力を発見したい。 Text:Reiko Nakamura