東洋大姫路が17年ぶり秋季近畿大会優勝 元履正社の岡田龍生監督、母校復帰3年目の栄冠
高校野球の秋季近畿大会は4日、ほっともっとフィールド神戸で決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫)が智弁和歌山を5-1で下し、17年ぶり4度目の優勝を果たした。 【写真】ナインに胴上げされる東洋大姫路の岡田監督「きのうの(日本シリーズの)三浦監督と同じ。本当にうれしい」 東洋大姫路は三回1死二塁から、見村が左中間へ先制の適時二塁打。死球でチャンスを広げ、白鳥、渡辺裕が適時打を放ち、この回4得点。四回に1点を返されたが、その裏、スクイズ(記録は犠打失策)で1点を追加した。 投げては先発の阪下が走者を許しながらも粘りの投球。7安打を浴びたが、1失点に抑えた。 秋季大会の結果は来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。近畿地区の一般選考枠は6。東洋大姫路が11月20日に開幕する明治神宮大会で優勝すれば、神宮大会枠1が近畿に与えられ、計7校出場となる。 ◇ 履正社(大阪)で全国制覇の経験がある東洋大姫路の岡田龍生監督。2022年4月に母校の監督に就任して3年目でチームを近畿王者に導いた。「きのうの(日本シリーズの)三浦監督と同じ。本当にうれしい」と笑顔を見せた。 大会を通して打線が好調だった。「近畿大会から打ち始めた。好球必打が徹底されている」。2日には履正社監督時代に対戦した星稜(石川)の奥川(ヤクルト)のビデオを選手に見せたそうで「いい投手をどう攻略するかイメージできたのでは」と話した。 17年ぶりの神宮大会出場。「神宮球場で野球ができるのはいい経験。強い東洋大姫路を継続できるように、体づくりなどをしっかりやりたい」と次を見据えていた。