Zildjian、ブランド初のワイヤレスヘッドホン「ALCHEM-E Perfect Tune」。聴覚パーソナライズ機能搭載
ヤマハミュージックジャパンは、同社取り扱いのシンバル/ドラムスティックブランド Zildjian(ジルジャン)から、ブランド初となるワイヤレスヘッドホン「ALCHEM-E Perfect Tune Headphones」を、12月25日(水)より発売する。価格は88,000円(税込)。カラーはブラック/ミッドナイト/サンドストームの3色をラインナップする。 アプリと連携して測定した聴覚特性をもとに、左右それぞれの音質を最適化する技術「Perfect Tune technology」を搭載 1623年の創業以来、シンバルやドラムスティック、パーカッションマレットの製作で世界を牽引してきた同ブランドが初めて手掛ける、40mm径のダイナミックドライバーを搭載したワイヤレスヘッドホン。長年のシンバル製造で培ったノウハウをもとに開発したリスニング向けモデルだという。 聴覚特性にあわせて左右それぞれの音質を最適化する技術「Perfect Tune technology」を搭載。専用スマートフォンアプリ「Zildjian」と連携して測定したユーザーの聴覚特性をもとに、左右それぞれのサウンドバランスを調整する機能で、楽曲の細かなニュアンスまでクリアに聴き取れるようになるとのこと。調整したサウンドバランスはヘッドホン本体に記録されるため、どのデバイスで音楽を再生しても適用される。 2段階のノイズ抑制強度を選択できるアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載。音楽に完全に没入できるという「フルノイズ・キャンセリング」モードと、ヘッドホンの音楽にあわせて楽器を演奏する際などに役立つ「プレイ・アロング(ハーフノイズ・キャンセリング)」モードの2種類から、シーンにあわせて選択することができる。 そのほか機能面では、高品質な「高AOP MEMS」マイクロホンを装備しており、電話やオンライン会議の際に鮮明かつ自然な音声通話を実現するとしている。また、本体に3.5mm入力端子を装備しており、有線接続にも対応する。 680mAhの大容量バッテリーを内蔵。ANC起動時でも最大45時間の連続再生が可能で、約2時間で満充電ができる仕様となっている。長距離のフライトや仕事でも、周囲の雑音を遮断しながら音楽を再生し続けることができるため、同社では「制約から解放された音の喜び」を手に入れることができるとアピールしている。 装着面では、頭部にしっかりフィットするよう設計したヘッドバンドを備え、イヤーパッドもスピーカー部を適切な位置にホールドするよう調整したという。これによって締め付け感なく快適さを保ちながら、アクティブなシーンでも安定した装着感を実現するとしている。ハウジング部にはコントロールノブが装備されており、音量調整やトラックの切り替えが可能だ。 イヤーパッドとヘッドバンドのパッド部は交換可能となっており、快適性の持続を図っている。なお、別売りの交換用イヤーパッドおよびヘッドバンドパッドは2025年4月上旬の発売を予定しているという。 付属の専用キャリングケースの素材には柔らかいシリコンを採用。ヘッドホンを衝撃や傷から防ぐようデザインしたと同時に、柔軟で軽量コンパクトな構造を採用しており、耐久性と持ち運びの利便性を兼ね備えているとのこと。 周波数特性は8Hz - 40kHz、インピーダンスは4.7kΩ、感度は94dB。Bluetoothのバージョンは5.3。質量は356.8g。付属品として、上記の専用キャリングケースに加え、有線接続用の3.5mmケーブル、6.3mmアダプター、充電用のUSB Type-Cケーブルなどを同梱する。
編集部:岡本雄