アルピーヌ、F1日本GPで“一歩後退”。オコン「レースで戦えないという感覚。他マシンは別カテゴリーにいた」
F1第4戦日本GPでも苦戦を強いられたアルピーヌ。ドライバーを務めるエステバン・オコンは、チームが決勝パフォーマンスでは「一歩後退した」と語った。 【リザルト】F1 2024 日本GP またオコンは決勝レースの再スタートの際にチームメイトのピエール・ガスリーと軽く接触したが、それをパフォーマンス不足の言い訳にすべきではないとも考えている。 両ドライバーともダウンフォース不足に見舞われ、ガスリーはオコンの15ポイントに対して約33ポイントのダウンフォースを失ったと語っていたが、ポジションを下げたのはそれだけが原因ではないのだ。 F1日本GPでは20台中3台が序盤にリタイア。オコンは最終的に、前のバルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)から20秒以上離されての15位フィニッシュとなり、ガスリーが16位となった。 再スタート時のダメージが好成績の望みを絶ったのではないか? との質問に対してオコンは次のように答えた。 「残念だけど、レースの全体像は変わらなかったと思う」 「プラスになっていないのは確かだけど、2台ともそれほどパフォーマンスが低下したわけじゃない。ただスピードが足らなかったんだ」 「今回の予選では良い形で一歩前進できたと思うけど、決勝では(開幕戦)バーレーン以来となる一歩後退となった。ここ(鈴鹿)とバーレーンには似たようなところがあるから、そこを見てみる必要がある」 またオコンは、アルピーヌが他とは異なることをしようとアグレッシブな戦略に打って出たものの、ライバルに対してできることは結局ほとんどなかったと語った。 「戦略面で僕らは大胆なことをしようとしたし、多くのマシンをアンダーカットしようとした」とオコンは言う。 「一時は4台を抜いたけど後続を抑えることはできなかった。残念だけど、今回はそれで終わってしまった」 「戦えないという感覚だった。他のマシンは別カテゴリーにいたからね」 その一方で、オコンはF1日本GPで再び予選Q2進出。予選ではペースが改善されたように見えた。しかしチームがマシンに行なった変更がロングランペースに影響を及ぼしているようだ。 「いくつか変更を加えたけど、それによってレースでより苦戦することになった可能性がある」とオコンは言う。 「でも間違いなく、良くはなかった」
Jonathan Noble