日本人女性の韓国への「出稼ぎ売春」…その裏で「反日」以上に“日本大好き”の感情が影響していた
20代の日本人女性3人が、売春で摘発された。ソウル警察庁の発表では、観光目的として入国しながら報酬を得る仕事をした出入国管理法違反の疑いでの現行犯逮捕。3人はソウルの江南にあるホテルで売春していたと見られ、同時に韓国人斡旋業者の30代経営者ら4人も逮捕された。 【写真】文在寅の「引退後の姿」がヤバすぎる…衝撃ショットを見る! 現地で取材した韓国のフリーライター、カン・ヨンヒ氏によると「警察は日韓両国に売春組織があると見て捜査している」という。 本来、日本は合法的な性産業が盛んな国なのに、日本人女性が海外に出るのは、報酬がケタ違いに高いからというのは、前編『韓国の裏風俗に「日本人女性」が大流出…円安だけじゃない、日本と比べてケタ違いに稼げてしまう「驚愕の理由」』で見た通りだ。 韓国人が高いお金を払って、日本人女性を選ぶのは意外な理由があった。
高額報酬に釣られる日本人女性は増え続ける
日本人女性のルックスが韓国人女性とは少し異なり、そこに需要があるという。 「日本のドラマなどで見たような日本人女性と遊びたいという韓国人男性は少なくありません。韓国は政治的に反日姿勢があっても、利権やビジネス上の振りが多く、実際に日本人を本気で嫌悪している人は多くないです。 その証拠に日本の文化は人気で、ソウルでは日本風の居酒屋やレストランはいくつもあって、旅行会社を覗いても、まず日本旅行が目立つ位置にあります」 たしかにソウル市内の繁華街を歩くと、やたら見かけるのが集客のためにデタラメな日本語の看板や張り紙だ。 「日本人女性への親近感は、日本人が思う以上にあるんです。いまでこそK-POPが人気ですが、30~40代の人々は、10代の頃に流行した浜崎あゆみなどのJ-POPを聴いて育っていますから、好みのタイプを聞かれ、日本人女性っぽい顔が好きと答える男性も珍しくありません」 売春自体は、韓国では米軍相手の売春が横行していた過去の名残りが長年続き、04年に違法化されるまで2兆円規模といわれるほどの主力産業でもあった。違法化の後も7000億円の巨額市場があるのは、いまも裏風俗として社会に溶け込んでしまっているからだ。 「たとえば、韓国では会社などで男だけの飲み会の後、裏風俗に繰り出す風習があります。ヨンジュコルのような米軍時代から続いた売春街は反対運動もあってどこも廃れましたが、出張風俗店のような形態はソウルでは簡単に見つけて遊べるのが実情です」 ソウル市内のキャバクラやカラオケバーに行くと、「セックスしますか」と声をかけてくるブローカーもいる。その背後にいる売春組織は反社会的組織が間に入っていることも多く、韓国のネット上では「むしろ合法化したほうが健全で、日本人女性たちに堂々と韓国に来て仕事をしてもらえば、互いに良いのでは」という意見も見られるほど。 警察は売春組織の摘発を強め、今回も他に多数の日本人女性が売春に関与したと見て捜査を進めているが、ネット上を見れば売春サイトは「列島の少女たち」以外にも無数に存在している。逮捕されるリスクがあっても、高額報酬に釣られる日本人女性の出稼ぎはしばらく止められそうにない。
片岡 亮(フリージャーナリスト)