2014年東京都知事選挙 田母神俊雄候補 第一声 <演説全文>
アベノミクスが発動されて、今、日本の国家再興に向けて、順調に政治回復に向けて動き出しています。そして、オリンピックが来る。そのときに東京の、今、インフラは大変、老朽化しております。道路、橋、トンネル、建物、こういったものが地震とか津波とか水害とかで被害をあまり受けないように、これを耐震性能を強化していくことが必要です。 さらに東京の街を美しい景観の街にするために、電線の地中化、電柱をなくす。災害に強いとともに街の景観が美しくなります。ビルの屋上の緑化とかも進めたいと思います。さらに、環状7号線周辺は木造建築が7割、8割です。いったん地震が起きれば、大きな火災で多くの人が亡くなるであろうということが予測されています。したがって、東京は今後、外国からの投資も呼び込んで、どんどん景気が良くなっていくためには、東京を災害に強い街、これにいろんな公共事業等でお金をかける。東京は災害に強く、美しい街になると同時に、景気回復もどんどん促進されるということになると思います。 今、東京ではまだ企業の99%以上を占める中小企業の賃金、これがまだ上昇に転じておりません。仕事が十分でないからです。その中小企業の仕事が毎日毎日入ると、いう状態になって、やがて賃上げも出来るようになります。みなさんの給料も上がるんです。ですから、政府と東京とが一体となって政治回復に努力をする。その努力の方向は東京の災害に強い町づくり、美しい景観の町づくりだと思います。 また、万が一災害が起きたとき、人が1人も死ななくて済むように、東京を、特に人命救助ができるという体制を作り上げることが必要です。今現在、まだ誰かの指示がなければ動けないという体制ですが、大規模震災とかが起きた時には、緊急事態の発令があった場合には、誰の指示がなくても自動的に警察、消防、あるいは民間の建設会社、土木会社、輸送会社、こういったものが連携をして即時に動けるという体制が必要であると思います。災害が起きてから、どういう組織で助けようかと言って相談をしていたら、相談をしているうちに多くの人命が失われてしまいます。ですから、そういった即時災害対処の体制をつくる上でも、私、田母神俊雄の自衛官における経験が十分に役立つと思います。