【新日本】エル・ファンタズモ がん乗り越え歓喜のTV王座奪取「人生をどうにか変えられると信じてきた」
新日本プロレス4日の東京ドーム大会で、NJPW WORLD認定TV王座戦4WAYマッチが行われ、エル・ファンタズモ(38)が勝利して初戴冠を果たした。 【写真】ベルトを掲げるファンタズモ ファンタズモは10月末から体調不良のため、復帰時期未定の長期欠場に入った。その病状についてSNS上で「最近、たくさんのスキャンと検査を受けたところ、医師が小さな癌の腫瘍を発見しました」と明かしていたが、昨年末に病気の克服を発表し、戦線に復帰。この日の王座挑戦となった。 試合は王者の成田蓮、大岩陵平、ジェフ・コブにファンタズモの4人が入り乱れ、目まぐるしく攻防が入れ替わるスーピーディーな展開になる。だが、最後はファンタズモが成田をサンダーキス86(ダイビングボディープレス)で圧殺し、3カウントを奪った。 試合後、ファンタズモは「誰がレッスルキングダムで俺が試合をできると思った? 新日本で初のシングルのベルトを勝ち取ることができた」と勝ち誇る。さらに2024年を「最低な電車に乗って、流されているような気持ちだった」と振り返ると「俺は必ず、自分の人生をどうにか変えられると信じてきた」と前を向く。 最後に今後、どんな挑戦者と対戦したいか問われると、石井智宏や鷹木信悟、KONOSUKE TAKESHITAらの名を挙げて「誰がいいかみんなで挙げて、SNSでバズらせてくれ」とファンに呼びかけていた。
東スポWEB