【西武】「完封するに限る」泥沼8連敗からの脱出に渡辺監督代行安堵 “マダックス”の隅田知一郎に「何球使ってもいいから打ち取ってくれ」
◇プロ野球 セ・パ交流戦 西武5-0広島 (12日、ベルーナドーム) 西武は5回に一挙5点を奪ってセ・リーグ首位の広島に完封勝利。連敗を8で止めました。渡辺久信監督代行は「主導権をしっかり握れて、逃げ切れたっていうところはすごく良かった」と試合を振り返りました。 隅田知一郎が“マダックス”達成 99球完封勝利で西武が連敗を『8』でストップ 5回に打者一巡の猛攻で一挙5得点 監督代行就任後、初のビッグイニングに「若手が本当にいい形でつなげてくれたのが良かったと思います」と充実感をにじませ、「ファンはすごく応援してくれていますし、前日に比べたら(本拠地側の)レフトスタンドが寂しかったかなと。これも我々としてはそういうファンの気持ちも伝わっていますしね。これからいい試合をして、毎試合レフトスタンドが満員になるように頑張りたいと思います」と前を向きました。 また、広島打線を4安打に抑え、99球で完封勝利を挙げた隅田知一郎投手について「序盤、ちょっと先頭打者を出すイニングが多くて苦しんでいたんですけど、その後きっちり慎重に抑えて、点を与えないで進んでくれた。やっぱり連敗しているときはピッチャーが完封するに限るなと思います」と好投を評価しました。 100球未満での完封勝利、通称“マダックス”の達成には「途中からマダックス狙えるなと思って見ていたんですけど、最後はそんなことより何球使ってもいいから打ち取ってくれと思っていましたね。何球でも使えと思っていました」と笑顔で振り返りました。