五輪代表・五島選手、児童とランニング 金沢の陸上教室
パリ五輪の陸上女子1万メートルで日本勢最高の18位となった金沢市出身の五島莉乃選手(26)=資生堂=が17日、金沢市営陸上競技場を訪れ、市の陸上教室に通う4~6年生35人と練習した。五島選手が小坂小5、6年時に教室に在籍した縁で実現し、オリンピアンと並走した児童は「速く走れるようになった気分」「夢みたい」と笑顔を見せた。 小学生時代に指導した同教室の野村泰裕監督が合同練習を申し出て、五島選手が快諾した。児童が交代しながら計4キロを走るメニューでは、五島選手の背中を子どもたちが追いかけた。 五島選手は練習後、「いっぱいエネルギーをもらった。私も頑張るので、みんなも夢を見つけて楽しく頑張って」と子どもたちにエールを送った。 同市米丸小6年の町川仁一さん(11)は「五島さんはペースが速いのにまったく息切れしない。憧れの選手と走れてすごく楽しい」と笑顔を見せた。野村監督は「五島選手がリラックスした表情でうれしかった。子どもたちが夢を持つきっかけになった」と話した。 五島選手は母校の星稜高も訪問し、馬場幼稚園時代の恩師とも再会した。