新型GPU「RTX 5070」わずか549ドルで“前世代の最高級モデルと同等”の性能発揮と謳う…国内は約11万円から販売
NVIDIAは日本時間の7日、GeForceブランドの新製品として「RTX 5000」シリーズを発表。現状最高峰クラスとなる4000シリーズから大きく性能向上を果たし「5090」「5080」「5070/5070 Ti」などが展開されることがわかった。 【画像】大幅に性能向上を果すというRTX 5070、主要ゲームのベンチマークスコアを確認(公式提供) なかでもRTX 5070については最廉価モデルながらも、前世代の最高級モデルだった「RTX 4090」と同等の性能を発揮すると基調講演イベントの中で謳っており、最新技術「DLSS 4」を採用(5000シリーズ共通)することで、549ドルという低価格を実現した。 RTX 5070は6,144基のCUDAコアとGDDR7メモリを搭載し、消費電力を250Wに抑えることで、前世代のRTX 4090の450W超と比較して電力効率を大幅に改善。「サイバーパンク2077」「黒神話:悟空」といった人気ゲームのベンチマークでも前世代(RTX 4070)比で2倍近い数値を見せたとアピールする。 ただし今回のRTX 5070はGDDR7メモリの容量が12GBと、上位モデルと比べて少ない。また、公式発表のRTX 4090との比較においては、最新技術のDLSS 4を活用することが前提となっており、同一環境での比較ではないことに注意しておきたい。 なお、日本国内での販売価格も発表されており、108,800円から展開されることも明らかに。7日時点のドル円レート換算で549ドルは8.6万円程度なので、為替差や代理店取扱などで約2万円の上乗せとなる見込み。今後のAMDのRadeonなどとともに中価格帯グラフィックスカード市場での競争が注目される。
編集部 IT/デジタル担当