〈ザ・キタノホテル東京〉に誕生した〈オランジュリー 光庵〉は、ビストロのような気軽さで身体に優しいフランス料理を提供!
メインディッシュは“岩本牛(岡山県産)炭火焼き ボルドレーズとビーツのソース 兼六芋と妻有ポークのミルフィーユ”。“いわもと黒毛和牛”は、年に100頭だけ出荷されている希少な岡山県の黒毛和牛で、脂の旨味と繊細な味わいが特長。ミディアムレアに仕上げられていて、ジューシーかつやわらかな口当たり。赤ワインとビーツのソース、口溶け感のある兼六芋と妻有(つまり)ポークのミルフィーユ、甘いイチジクのコンポートが、肉の味わいを引き立てる。
“瀬戸内塩レモンのリゾット”は、加茂さんのスペシャリテ。3カ月以上塩漬けしてまろやかにしたレモンを用いたリゾットで、米の甘味とレモンの爽快な酸がちょうどいいバランスになっている。 デザートはアーティスティックな装いの“シャインマスカットのラビオリ シャンパンソルベ”。シャインマスカットの甘美な味わいが、“ホワイトバルサミコ酢”のジュレの華やかさとマッチする。なめらかなクリームとシャンパーニュのソルベが味わいに奥行きを与える。 ペアリングは、アルコールペアリング(3グラス 6000円、4グラス 7500円)に加えて、ノンアルコールペアリング(3グラス 4500円、4グラス 6000円)も用意されている。ソムリエの藤田憲昭さんに相談して、自分にぴったりなものをチョイスしてみて。 “ジャン・セバスチャン フルーリー ブラン・ド・ノワール ブリュット”は、ピノ・ノワール100%の骨格がしっかりとしたシャンパーニュ。はつらつとした酸が、料理の油脂をさらりと流す。野菜と魚介類に寄り添うのが、エレガントでミネラル感のある“サン・ペレイ ブラン レ タヌール 2021”。フランス、コート・デュ・ローヌ地方の白ワインで、緑がかった黄色も美しい。“クロ・カルムレ ルージュ 2019”は肉料理に合わせたい赤ワイン。カシスのような黒い果実の香りが、和牛香の主張をたおやかに包容してくれる。タンニンがしっかりとしていながらも、さらりとして喉越しがいい。