「地裁の過料命令は誤り」 旧統一教会が見解発表
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は27日、宗教法人法に基づく解散命令請求に向けた質問権行使での回答拒否を巡り、教団の田中富広会長に過料10万円の支払いを命じた26日の東京地裁決定を受け「即時抗告し、東京高裁において今回の裁判所の誤りを正していく」とする公式見解をホームページで発表した。 【写真】旧統一教会が「改革」を強調する裏で飛び出した韓鶴子総裁の「日本賠償」発言 内部からも疑問の声 23年
文部科学省は「法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」をしたなどとして解散命令を請求。26日の地裁決定は法令違反に関し「刑罰法令に限定すべきでなく、民法上の不法行為も含まれる」と認定した。 この判断に対し教団側は、過去の最高裁判例に反すると主張している。