【ハイライト動画あり】ベラルーシの試合巧者ぶりに翻弄されて手痛い敗戦。次戦セネガル戦は日本の“本当の強さ”が試される | FIFA ビーチサッカー ワールドカップ UAE 2024 ベラルーシ戦 レビュー
第3ピリオドでは時折連係プレーでゴールに迫る場面もあったが、スコアは動かず、日本は1-3で手痛い敗戦。ベラルーシは初の決勝ラウンド進出が決まり、逆に日本にはグループステージ突破に黄色信号が灯ってしまった。
この試合のあとに行われたセネガル対コロンビアの一戦は、5-3でセネガルが逆転勝利を収め、日本と勝ち点3で並んだ。延長戦やPK戦による勝利で獲得できる勝ち点が異なるが、グループステージ最終節のセネガル戦で日本がどのような形であれ勝利すれば決勝ラウンド進出が決まることになる。
日本の命運を握るセネガルは屈強なフィジカルのみではなく、前回大会では準々決勝で王国・ブラジルを撃破し、初のベスト4に輝くなどその実力は折り紙付き。195cmのパパ・ンドイェ、193cmのママドゥ・シラ、187cmのラウル・メンディと大型の選手が並び、背番号10のママー・ディアグネがタクトを振るう攻撃力は脅威だ。
戦い方の参考となりそうなのが、第1節でセネガルを撃破したベラルーシの戦い方だ。苦しい中でもセットプレーなどでゴールをこじ開け、優位に立って中盤から終盤に到達することができれば、相手にも焦りが生まれ、ファウルも増えていく。逆に先行を許してしまうと手が付けられなくなる可能性も。序盤の主導権争いがそのまま試合の行方を決めかねないと言えるだろう。
今大会の特徴でもあると言える深く沈む砂に加え、中1日での3試合目、体力的にも精神的にも厳しい試合となることは間違いない。世界一の目標に向けギアを上げ、この苦境を乗り切れるか。日本の“本当の強さ”が試される一戦となる。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部